セブン&アイが最高益 3~11月期、コンビニ好調

 

 セブン&アイ・ホールディングスが9日発表した2019年3~11月期連結決算は、最終利益が前年同期比8・8%増の1699億円となった。国内外のコンビニ事業が好調で、3~11月期として3年連続で過去最高を更新した。

 利益率の高いプライベートブランド商品が売れたほか、海外で収益性の低い店舗の閉店を進めるなどコスト削減の取り組みも貢献した。

 売上高に当たる営業収益は1・9%減の4兆9755億円。イトーヨーカ堂をはじめとするスーパー事業とそごう・西武の百貨店事業が伸びなかった。消費税増税による反動減も影響した。

 20年2月期の連結業績予想は据え置いた。