三菱スペースジェット 国内製造エンジンで初飛行

 
日本国内で初めて製造した民間航空機用ジェットエンジンを搭載し飛行に成功したスペースジェット=14日、米ワシントン州モーゼスレイク(三菱航空機提供)

 三菱航空機(愛知県豊山町)は27日、開発中の国産初のジェット旅客機スペースジェット(旧MRJ)の試験機に、国内で初めて製造した民間航空機用ジェットエンジンを搭載し、飛行に成功したと発表した。

 従来は、米航空機エンジン大手プラット・アンド・ホイットニーが開発し、北米で組み立てたエンジンを使っていた。今回は、三菱重工航空エンジン(愛知県小牧市)がプラット社から生産委託を受けて、2017年から製造を始めていた。

 飛行は今月14日、米国の試験拠点で行った。日本でエンジン組み立てを手掛けることで、長年旅客機の開発が滞っていた国内航空機産業の技術水準を高める狙いがある。

 今後、国土交通省の安全認証を得るための飛行試験にも投入する。

 三菱航空機の水谷久和社長は「国内民間航空機産業における大変重要なマイルストーンを達成した」とのコメントを発表した。初号機納期はこれまで6度延期され、21年度以降を見込んでいる。