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セブンが生命保険販売へ コンビニで初、全国2万店舗で

 コンビニ最大手セブン-イレブン・ジャパンは8日、三井住友海上あいおい生命保険と提携し、全国約2万店で生命保険の販売を始めると発表した。生保業界では営業職員の対面販売が主流だが、新型コロナウイルスの感染拡大で顧客と会うのが難しい状況にある。コンビニで契約できるようになれば、保険加入の新しいあり方となる。

 16日からがん保険の販売を開始する。コンビニ業界では、これまで自動車保険や1日レジャー保険など損害保険の取り扱いはあったが、生保の商品を扱うのは初めてという。

 セブンは2020年度に約6万人の新規契約を目指すとしている。ただ、損保と比べ、生保商品は顧客の状況に合わせた細かい説明を要する場合も多く、コンビニで加入する需要がどの程度あるのか、手探りの状況だ。

 店舗にあるマルチコピー機を使って手続きし、レジで保険料を支払う。保険の販売資格を持つ職員をそろえた専用のコールセンターも設置し、商品や申請方法の不明点などについて、24時間相談を受け付ける。スマートフォンやパソコンを使い、専用サイトで事前に手続きの大半を済ませておくこともできる。