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ソニーが首元に快適「着るクーラー」 スマホで冷温それぞれ4段階

 ソニーは、インナーウエア装着型ウエアラブルサーモデバイス「REON POCKET(レオンポケット)RNP-1A」の一般販売を開始した。価格は1万3000円。レオンポケット専用インナーウエア「RNPS-C1VA」も1800円で同時発売した。

 ペルチェ素子とファンで冷却または温めができる冷温ウエアラブルデバイス。本体をインナーウエアの首元にあるポケットに装着し、ブルートゥース接続したスマホアプリで操作することで、冷温それぞれ4段階で本体の温度を設定できる。屋内外さまざまなシーンにおいて「着るクーラー」として使えるという。

 利用シーンに応じて選べる3つの機能を搭載。「オートモード」は、本体に搭載された複数のセンサーにより、本体内部や冷温部の温度、ユーザーの行動を感知し、温度を自動的に調整する。「マイモード」はCOOL/WARMの繰り返しやオフタイマーを設定できる。「クイック起動」は、本体のボタンを押すだけで起動が可能。スマホアプリの操作が不要で、手軽な利用を実現する。

 夏の気温30度の環境下を想定した実験では、レオンポケットを使用した場合は、利用しない場合よりも、本体接触部分の体表面温度が13度低かったという。

 本体サイズは幅約54×奥行き116×高さ20ミリ。重さは約89グラム。使用温度範囲は5~40度。リチウムイオンバッテリーを内蔵し、充電時間は約2.5時間。持続時間は冷却動作時が約2.5時間、温熱動作時が約2時間。

 同時発売されるレオンポケット専用インナーウエア「RNPS-C1VA」は、本体が首元にフィットするよう設計されている。本体を専用インナーウエアの背面ポケットに装着して使用すると、首元を直接冷やしたり温めたりできる。サイズはS/M/Lの3サイズ。カラーはホワイトとベージュの2色。

 レオンポケットは、昨年夏にソニーのクラウドファンディングサイト「First Flight」で支援募集していた。その際に公開1週間で支援金額が目標の6600万円を達成し、話題となった。(インプレスウオッチ)