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auが店頭でもセルフ手続き 契約時間半減、26日から横浜に

 KDDI(au)は、携帯ショップでオンラインを活用した新たな顧客対応を始める。事前にオンラインで機種や料金プランを選択した上で来店し、店頭ではセルフ手続きで契約を完了できるようにし、手続き時間を半減させる。新型コロナウイルスの感染拡大で人との接触を極力減らすことが必須となる中、ネットとリアルを融合させて店舗の在り方を変える。

 26日にオープンする「auみなとみらい」(横浜市中区)に導入し、対応する店舗を順次広げていく。

 新たな方式ではまずauのサイトにアクセスし、端末の好みや通話やデータ通信の使い方など11個の質問に答えると、顧客にニーズにマッチする端末と料金プランの組み合わせが3つ提案される。顧客はここから自分に合うプランを選んでおく。

 店舗を訪れて、事前に選んだプランをもとに内容の確認といった残る手続きを済ませ、契約を完了させる。基本的にセルフカウンターで自分でタブレットを操作して手続きし、気になることや確認したいことがあるときにだけ店舗スタッフに尋ねるスタイルだ。手続きにかかる時間は「最短で20分で済む」(松田浩路執行役員)。結果的に人と人との接触を抑えることもできる。

 携帯業界では、かねてから販売店での手続き時間の長さが問題視され、コロナ禍も相まって各社ともオンライン契約を促してきた。だが、実際はauではオンラインで契約を完結させる顧客は数%。利用者アンケートでも約7割が店員のサポートを受けられる店舗での契約を希望していることが判明した。松田氏は「店の安心感にオンラインを加えた新たな取り組みで、顧客の意識の変化に対応する」と語る。

 コロナ禍を受けて新たな店舗の在り方を模索する動きは携帯大手に共通する。ソフトバンクは電話で事前に顧客のニーズを聞いておき、店頭での手続き時間を短縮する取り組みを試験的に開始。NTTドコモはAI(人工知能)を使った顧客ごとの最適なサービスの提供などを検討している。