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群南製作所が破産へ、コロナ禍で支援先難航 群馬
自動車部品メーカーの群南製作所(群馬県玉村町)が、自己破産を申請する準備に入ったことが8日、分かった。帝国データバンク群馬支店が発表した。
得意先の内製化でアルミホイールの受注がなくなったうえ、自動車メーカーの海外への生産移管などで売り上げが減少。再生支援協議会のもと再建案の策定やスポンサー企業を募っていたが、新型コロナウイルス禍で難航し、事業継続を断念した。負債総額は令和2年4月期末時点で、約9億8500万円だが、今後変動する可能性があるという。
帝国データバンクによると群南製作所は昭和30年に創業。平成17年4月期の売上高は約13億9千万円だったが、令和2年4月期は約3億3500万円まで減少した。