スカイツリー「寄らば大樹」 経済効果1700億円に上積み期待 (1/2ページ)

2012.5.23 05:00

スカイツリー完成までの軌跡。左から順に2009年8月、12月、10年3月、6月、11月、11年8月(合成)

スカイツリー完成までの軌跡。左から順に2009年8月、12月、10年3月、6月、11月、11年8月(合成)【拡大】

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 634メートルと世界一の高さを誇る電波塔の東京スカイツリー(東京都墨田区)が22日、開業した。ツリーを中心とする街区「東京スカイツリータウン」と合わせ、国内外から見込まれる来場者は年間約3200万人で、年間2500万人が訪れる東京ディズニーランドと東京ディズニーシーを大きく上回る。全国で約1700億円超とされる経済効果の上積みとともに、周辺地域の活性化への期待は膨らむばかりだ。

 運営会社の東武タワースカイツリーによると、初日分の入場券9000枚は完売。午後4時現在で4200人が展望台に上った。強風のためエレベーターの運転が夕方に停止されるなど順風満帆のスタートとはいかなかったが、完全予約制をとる7月10日まで連日ほぼ満員という。

 ツリー展望台の予約は団体も含めて既に約100万人にのぼり、事業主体の東武鉄道は開業後1年間の入場者数を540万人と見込む。旅行・ホテル業界は「プラチナチケット」となった展望台の入場券引換券付きプランでしのぎを削る。

 はとバスは22日から、引換券付きのバスツアーを毎日運行する。5月の予約はほぼ満席で、6月分も定員の約8割が売れた。JTBも日帰りの引換券付きバスツアー(定員40人)13コースを販売し、9コースが完売。ANAセールスが販売する飛行機の搭乗券と引換券付きの宿泊ツアーの予約者は6500人に達し、「西日本からの予約が多い」(同社)という。周辺のホテルも好調で、浅草ビューホテルの担当者は「7月までの土、日曜は予約でほぼ埋まった」と話す。