ファミマ、新宿に吉本とコラボ店舗 異分野連携、独自企画で差別化

2012.10.17 05:00

コラボ店舗のセレモニーに駆けつけた吉本興業所属の芸人たち=16日、東京都新宿区

コラボ店舗のセレモニーに駆けつけた吉本興業所属の芸人たち=16日、東京都新宿区【拡大】

 異業種や異分野と連携した企画で差別化を図る戦略を、ファミリーマートが強化している。16日には、吉本興業とのコラボレーションした企画店舗を東京都新宿区にオープン。吉本興業所属の芸人が店内の常設舞台で平日にネタを披露するほか、ウェブ用番組の公開収録を行うなどコンビニでは初の試みに挑戦。さまざまな仕掛けで集客力の向上を狙う。

 吉本とのコラボ店舗「新宿靖国通り店」は、両社が昨年12月から進めてきた「いっしょに、笑顔。プロジェクト」の一環。店内外を人気芸人の等身大パネルや手書き広告で彩り、芸人関連の商品も約100種類扱う。芸人の公演予定は店内に掲示して周知を図る。コラボ店は期間限定とし、運営状況などを踏まえて終了時期を決める予定。

 この日のオープニングイベントには、8人の人気芸人が登場。サバンナの八木真澄さんが「ド・レ・ミ・ファミマ~」という一発ギャグを披露。周囲の笑いを引き出すと「日本一小さな劇場はやりやすい」と満足げだった。

 ファミリーマートは、昨年11月にゲームソフト大手のスクウェア・エニックスとコラボした「スライム肉まん」を発売。1週間で100万個を売り上げる大ヒット商品となった。2年前には50歳以上を対象に情報を発信する「クラブ・ウィルビー」と連携して「おとなコンビニ研究所」を設立し、高齢者向け商品の開発に取り組んでいる。

 コラボ企画について、ファミリーマートの岩崎浩マーケティング室長は「店に寄りたくなる雰囲気を作り出す重要なツール」と強調。「ファミマにしかできない楽しさを便利さにプラスして提供し、差別化を図りたい」としている。(西村利也)