LCC専用の「第2ターミナルビル」の内部。殺風景な印象はぬぐえない…=関西国際空港(沢野貴信撮影)【拡大】
当面、この第2ターミナルは関空を拠点とするLCCのピーチ・アビエーションが独占的に使用する。ピーチは、これまで国内線について第1ターミナルの反対側に位置する複合施設「エアロプラザ」内の暫定施設を使っていた。
施設の賃料に加え、チェックインカウンター、手荷物検査場、航空機の牽引(けんいん)車など施設の使用料が第1ターミナルでは高くつくためだ。エアロプラザなら賃料が安く、カウンターも不要で、コストを抑えられる。
一方、国際線は税関などの手続きのために、高い料金を払っても第1ターミナルを使わざるを得なかった。これに対し、新ターミナルは税関手続きなどの設備も設け、国内線と国際線の両方が利用できるようにした。
ターミナルコスト削減でLCCの基盤が完成
これにより、トータルで賃料を抑えられるほか、航空機が自走で駐機場に出入りするため牽引車が必要ないなど、コストを大幅に抑えられるようになった。国内線と国際線の乗り継ぎも楽になり、これまでピーチの代名詞だった乗り継ぎ客が第1ターミナルとエアロプラザを移動する“大名行列”もなくなった。