ファミリーマートが今後2年以内にミャンマーとマレーシアに進出することが3日、分かった。所得水準が上がり、日系企業が相次ぎ進出する両国での売り上げ拡大が見込めると判断した。
また出店済みのタイ、ベトナム、インドネシアなどでは各国のニーズに合わせたプライベートブランド(PB=自主企画)の現地製造・販売にも乗り出し、競合する日系コンビニエンスストアとの差別化を図る。
ミャンマーとマレーシアでは、現地企業と合弁会社を設立しフランチャイズ形式で店舗を展開する方針。出店後2~3年で店舗数を数百店規模に拡大したい考えだ。
同社は、中国、韓国、台湾など海外7カ国に約1万2400店舗を展開。台湾とタイは黒字化を達成し、事業が軌道にのっている。
「このほかの国のどこかが黒字になれば、(ミャンマーとマレーシアに)進出する可能性は高い」(同社幹部)としており、早ければ来年度にも両国への出店準備に着手する。