1月2、3日に行われる正月恒例の東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)をめぐり、スポーツ用品メーカーと参加校との契約競争が激化している。
アシックスやミズノなど国内メーカー中心だったところに、2000年以降は米ナイキ、今回は独アディダスや米ニューバランスが新規参入し群雄割拠の様相を呈している。注目度の高い陸上競技だけに各社ともブランドをアピールする格好の場と位置づけており、今後も激戦が予想される。
今回参加する19校のうち、契約数はミズノとナイキがそれぞれ最多の5校。次いで、アシックス4校、デサント2校などと続く。19校のうち国内メーカーとの契約は12校で過半数だが、前回より3校減少。前回は最多契約だったミズノとアシックス(各6校)も数を減らした。
契約数では依然としてミズノ、アシックス、デサントなどの国内勢が優位。ただ、前回は「山の神」柏原竜二選手を擁し総合優勝した東洋大をはじめ、駒沢、早稲田などの上位校はナイキと組んでいる。今回新たにアディダスが前回5位の青山学院とパートナーシップを結んだ結果、前回の上位5校のうち、4校を海外メーカーが占める。