関電、値上げ逆風下で「病院新装」 消費者の理解を得られるか (1/4ページ)

2013.3.30 18:03

新関西電力病院(関西電力提供)

新関西電力病院(関西電力提供)【拡大】

 関西電力が運営する関西電力病院(大阪市福島区)が建て替え工事を終え、「新関西電力病院」として5月7日に開業する。経営悪化を受け、関電は5月1日に家庭向け料金平均9・7%程度の値上げを実施する見通しだが、電力利用者に多大な負担を強いる中での新病院開業は、当然のように厳しい視線が向けられる。関電は「地域貢献」を運営の目的に掲げるが、値上げの逆風の中で軌道に乗せることはできるのだろうか。

 手術室や個室を増強、一般受診も

 関電病院のように、企業が運営する病院は「企業立病院」と呼ばれる。もともとは従業員の福利厚生を目的に誕生し、多くは一般住民も利用できるようになっている。

 東京電力病院(東京都新宿区)は東電社員と家族、OBに受診を限定していることで非難を浴び、売却計画が進んでいるが、関電病院は一般開放されている。

 関電は新病院の総工費を明らかにせず、病院の収支状況も「病院単体での回答は差し控える」としているが、平成24年度の1日あたりの通院患者は844人。病床利用率は86・8%と比較的高く、黒字化の目安とされる80%は超えている。

関電関係者「東電病院と比べれば、明らかに存在価値は高い」

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