イトーヨーカ堂は、婦人服の高品質ブランド「ギャローリア」を販売する店舗で接客スタッフを手厚くした【拡大】
同社は「長時間営業と低価格戦略が接客の質低下を招き、現在の百貨店不振につながっている」(広報)と分析。営業時間の短縮は短期的な売り上げ減が懸念されるが、3月に全面改装を終えた売り上げ日本一の旗艦店・伊勢丹新宿本店は改装効果を追い風に「圧倒的なサービスと品ぞろえ」という百貨店本来の魅力で懸念を払拭する。
携帯電話最大手のNTTドコモは、従来の携帯電話からスマートフォン(高機能携帯電話)への機種変更の際、これまで約90分かかっていた説明項目を絞り込み、約30分で済むようにした。顧客登録など契約作業のみをカウンターで行い、購入機種の選定などは待ち時間中にフロアで行う。これにより「フロアで30分以上待たせる割合が約30%減る」(広報)という。
同社は米アップル社の人気端末「アイフォーン」を扱わずスマホ販売で苦戦が続いていた。ただ、最近は機種の性能に差がほとんどなくなり「全体の顧客満足度が選ばれるカギになっている」(同)と手応えを語る。
野村証券の正田雅史アナリストは「接客強化は商品価値の情報力を高め、顧客に『買う理由』を与える。値下げなど各社横並びの販売戦略に限界がみえてきた中、各社が独自色を出し始めている」と話している。