航空各社とJR6社は19日、ゴールデンウイーク期間中(4月26日~5月6日)の予約状況を発表した。
今年は昨年に比べて曜日配列が良くないにもかかわらず、18日現在の予約数は好調だった前年をほぼ上回っている。景気回復に明るい兆しがみられ、旅行意欲が高まったとみられる。
日本航空と全日本空輸は、国内線の予約数がそれぞれ1.5%と0.9%、前年を上回る。今年は前半の3連休と後半の4連休に分かれ、2日休めば9連休を取得可能だった昨年よりも長い休みがとりにくいことが、国内旅行の人気を高めているとみられる。
一方、国際線は全日空が3.9%減、日航が1.9%減。リゾート路線や北米路線が好調だが、尖閣諸島(沖縄県石垣市)や竹島(島根県隠岐の島町)の問題で中国、韓国が低調。円安の影響については「今のところ顕著には出ていない」(日航)という。