富士重工業初のHV「スバルXVハイブリッド」を発表した吉永泰之社長=東京都新宿区【拡大】
富士重工業は26日、2013年3月期の業績見通しを上方修正した。最終利益を前回予想比430億円増の1190億円とし、前回の過去最高益予想をさらに上乗せした。
早めの為替予約で為替差損155億円を計上するものの、繰延税金資産442億円を計上する影響もあり、初めて1000億円の大台を突破した。
売上高は200億円増の1兆9100億円、営業利益も130億円増の1200億円に引き上げ、いずれも過去最高予想を更新。円安で北米向けの輸出採算が大きく改善したほか、原価低減や経費削減も寄与した。