開業に先立って催された開業式典では、近畿財務局の池田篤彦局長が「交通の便が良い会議場ができることは、関西にとって大きな力になる」と期待。土田特任教授も「グランフロントの立地は圧倒的。もっともっとコンベンションを誘致できる」と意気込む。
オフシーズンの“特効薬”として超高級ホテル各社が期待する国際会議。だが、関西の「地盤沈下」が叫ばれる中、本当にハイレベルの国際会議を誘致できるのか。
巨大会議を誘致できれば特需も
大阪は奈良、京都という世界的に有名な古都に近く、「東京より大阪の国際会議を喜ぶ外国人も多い」(関係者)との声もある。
昨年10~11月、インテックス大阪で開催された世界最大級の国際金融会議「Sibos(サイボス)」には、約6200人の金融関係者が参加した。
各国財務相や中央銀行首脳らの多くは、安全面への配慮がしっかりし、外国語をしゃべれるスタッフを抱える高級ホテルに宿泊した。
会場に近いハイアットリージェンシー大阪(住之江区)を筆頭に、スイスホテル南海大阪(中央区)やホテル日航大阪(同)などは会期中、満室に近い稼働率となるなど特需に沸き、経済効果は「100億円規模に達した」との声もある。