航空会社間の航空連合【拡大】
米航空大手アメリカン航空の親会社AMRと、USエアウェイズが9日に合併を完了し、旅客輸送実績で世界最大の航空会社「アメリカン航空グループ」が誕生する。
米国の航空業界が新生アメリカンとユナイテッド航空、デルタ航空の「3強体制」となる中、日本の航空会社ではアメリカンと協力関係にある日本航空の追い風になる一方、USエアとの共同運航(コードシェア)を解消する方向となった全日本空輸は思わぬ余波を被った格好だ。
国際航空運送協会(IATA)よると2012年の旅客輸送実績を示す有償旅客キロはアメリカンが2033億人キロ、USエアが1004億人キロ。単純合算で3037億人キロとなり、世界首位のユナイテッドの2882億人キロを上回る。