【キングスカイフロント 始動する次世代研究拠点】(4-2) (2/2ページ)

2014.3.14 05:00

試験管をイメージした外観。施設内には太陽熱や空気熱を利用した給湯や太陽光パネル、BEMS(ビルエネルギー管理システム)など環境負荷を低減する設備を導入。川崎市建築物環境配慮制度(CASBEE川崎)で最高ランクを取得している。(撮影・三輪晃久写真研究所)

試験管をイメージした外観。施設内には太陽熱や空気熱を利用した給湯や太陽光パネル、BEMS(ビルエネルギー管理システム)など環境負荷を低減する設備を導入。川崎市建築物環境配慮制度(CASBEE川崎)で最高ランクを取得している。(撮影・三輪晃久写真研究所)【拡大】

  • 施設内のいたるところに打ち合わせスペースを配置。研究者のリフレッシュスペースにもなっている
  • 昨年夏に開催された「キングスカイフロントサイエンスフェスティバル」。楽しみながら科学を学べるコーナーが用意され、子供たちは普段できない実験や工作を楽しんでいた

 また、川崎市の臨海部にも味の素や東芝など大手企業の工場や研究所が立地する。

 「違った視点を持つ研究者たちが顔を合わせれば新しい発想が生まれる。LiSEには交流できるスペースがたくさんある。ここから川崎発のライフイノベーションを提供していきたい」(岡部所長)と産学公民連携に意欲的だ。実際に連携の成果も出始めている。東芝が健康安全研究所と共同で食中毒の簡易検査機器を来年度の実用化を目指し開発しているほか、4階に入居する天然素材探索研究所では、同じフロアの神奈川科学技術アカデミー(KAST)で行われる研究の分析を行っている。また、KASTは今後キングスカイフロント内の研究所や企業といくつかのプロジェクトを進める予定だという。

 ◆セミナー開催し市民にPR

 LiSEでは施設の存在や役割を市民に知ってもらうため、各テナントが積極的にワークショップやセミナーを開催して市民へのPRを行っている。健康安全研究所が開催する科学教室には毎回300人を超える子供たちが集まり、学校ではできない科学の実験に歓声を上げている。また、大人向けの研究所見学会や、米国大使館や国際協力機構(JICA)など国内外の関係機関からの視察も受け入れており、開所から1年で約1000人が健康安全研究所を訪れたという。

 岡部所長は「見学者のほとんどが普段気にかけない“公衆衛生”に興味を持ち研究所の重要性を理解して帰ってもらえる」と手応えを感じており、職員も研究内容を解説したパネルを作って見学者を迎えている。今後もこうした取り組みを進めるとともに、LiSE全体として1階のカフェでサイエンスカフェを開催するなど交流の機会をさらに広げ、キングスカイフロントの中核的な施設を目指す。

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