今から12年前、27歳の時に自分自身や家族の健康管理にも役立ちそう! と思い立ち、アロマテラピー(芳香療法)の業界に入りました。
アロマテラピーに初めて出合ったのは、前職の教育出版社での飛び込み営業の時代、25歳でした。当時は仕事もプライベートもズタズタ、ボロボロで、心も体も疲れきっていました。そんな時に出合ったのがアロマテラピーでした。アロマの香りにとても癒やされ、少しずつ元気を取り戻すことができ、なんとか仕事も続けていました。営業成績も良い結果を出せましたが、結局、自分自身が燃え尽きてしまい仕事を辞めました。
実は、小さい頃から首や肩凝り、腰痛、胃腸障害、気管支炎などいろいろな症状に悩まされ、性格や外見もコンプレックスの固まりで自分が大嫌いでした。当然、他人とのコミュニケーションも苦手です。今では「ウソ!? 絶対信じられない!」と、周囲の人は驚きます。
わたしは、アロマテラピーとの出合いによって、以前より心と体のバランスがとれ、症状が改善し、自分らしく楽しく幸せに過ごせるようになったと感じています。もともと不器用なので、人よりも繰り返し実践しないと身に付かない性分です。前職の営業時代は、セールストークがなかなか覚えられず同僚からもあきれられていました。アロマセラピストとして、技術を習得する際も、数々の失敗をしながら、あきらめずに自分のペースで経験を積み重ねました。アロマテラピーは、人間の本能に働きかけます。好きな香りを嗅ぎながら、常に正直な自分と向き合い、在り方を問い、前に進む。香りは、そっと温かく見守ってくれたり、背中を押してくれたりします。未来を明るくイメージしたりするのにも役立ちます。