【茨城発 元気印】志ち乃 どら焼き、固定観念破るアイデアで発展 (3/4ページ)

2014.5.15 05:00

どら焼きを作る工場内。心を込めて大切にどら焼きの皮を扱う=茨城県土浦市

どら焼きを作る工場内。心を込めて大切にどら焼きの皮を扱う=茨城県土浦市【拡大】

  • 志ち乃・七野悟社長
  • 子供に人気の「ラスクRUSK」

【会社概要】志ち乃

 ▽本社=茨城県土浦市手野町60-3

     ((電)029・828・1117)

 ▽創業=1950年

 ▽設立=90年11月

 ▽資本金=1500万円

 ▽売上高=3億5000万円(2013年6月期)

 ▽従業員=74人

 ▽事業内容=和菓子の製造販売

                   ◇

 ≪インタビュー≫

 □七野悟社長

 ■地域に根付いた商品に意味がある

 --多種多様などら焼きを作る発想力はどこから

 「どら焼きが和菓子という感覚はない。和と洋を隔てずに考えるのが社風。ケーキ店とかに限らず、和洋問わず食べに行って、いろいろな味を参考にしながら開発することはある」

 --今後、どら焼きに使ってみたい食材は

 「考えているのは、ブルーベリー。ブルーベリーを使ったアイス生どらという商品はあるが、そのまま使うと皮に色がにじんでしまう欠点があるので、一工夫して商品化してみたい。皮だけ売ってほしいというお客さまもいるので、皮とチーズ、メープルシロップを別々にセットにした商品も考えている」

 --印象に残っている客は

 「最近はインターネットでも注文をいただいている。その中で『小さいころにどら焼きを食べて、どこの店か分からなかったけど、すごくおいしかった。パッケージを見て、ようやく巡り合えた』というお客さまがいて、うれしかった」

 --販売拠点を広げる予定は

 「全国展開はしない。土浦、つくば、守谷と、地域の商品であった方がよいのではないかと。贈答用に買い求めるお客さまが一番多いので、例えば土浦市に住んでいる方があいさつの手土産で持っていき、『これ、うちの地元で有名などら焼きなんですよ』と渡す。もし、東京にも(支店が)あったら意味がないのでは。地域に根付いているからこそ、良い商品になるのではないかと思っている」

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