【ビジネスアイコラム】「棺をおおいて定まる」実業家の価値 (2/3ページ)

2014.5.16 05:44

 「人事は棺をおおいて定まる」という。その人の真価は亡くなってから決まるという意味である。私家本の真藤さんとは、NTTの前身である日本電信電話公社の最後の総裁にして、民営化後の初代社長を務めた真藤恒さんである。亡くなられてから10年がたつのに合わせて昨年、民営化にかかわった所縁の人々によって編まれた。

 1981年に総裁に着任後、それまで公社が電話機を利用者にレンタルする形式だったのを、家電と同じようにメーカーが販売できるようにした。さまざまな機能や色の電話機が家庭に入ったとき、それは通信の自由化の大きな時計が動き出した瞬間だった。真藤さんは「デジタル情報革命」が過去の農業革命やエネルギー革命に匹敵する革命であることに気づく。民営化と並んで、米国の通信会社に先んじるデジタル化が経営の二本柱になった。

 社長に就任した1985年の時点で、真藤さんは「電子新聞」の登場を想定している。通信分野に新規参入企業が出て、独占から競争に至る道こそ正しい、と部下たちに繰り返し言い聞かせ、競争に打ち勝つソフト、つまりサービスを考え出せ、と叱ったという。

リクルート事件に絡んで、執行猶予付きの有罪判決を受けてから四半世紀近く

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