【ウーマンシップ】ＡＲＵＮ・功能聡子代表　途上国の起業家へ社会的投資 (4/4ページ)

　－－今後はどんな地域へ投資していくか

　「１月にカンボジア以外で初めて、インドの会社に投資した。東部のコルカタに本社を置くＩＴ（情報技術）を活用して医療格差の解消を目指すベンチャーだ。インドでは都市部以外、国民の７割が十分な医療を受けられず不便を強いられている。都市部の大病院と郊外の診療所を、ＩＴシステムを活用して情報共有することで医療サービスの質を向上させる。またミャンマーでの投資も検討している。このためアジア各地への現地視察を年に７、８回実施している」

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【プロフィル】功能聡子

　こうの・さとこ　国際基督教大教養卒。民間企業勤務を経て、１９９５年から２００５年までカンボジアに在住し、非政府組織（ＮＧＯ）や国際協力機構（ＪＩＣＡ）、世界銀行などで復興・開発支援に携わる。０９年１２月にＡＲＵＮを設立し現職。東京都出身。

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【会社概要】ＡＲＵＮ

　▽本社＝東京都中央区八重洲２－１１－７　一新ビル８階

　▽設立＝２００９年１２月

　▽資本金＝５００万円

　▽従業員＝４人

　▽事業内容＝途上国における社会的投資、社会的投資家の教育・育成活動など

女性用付け毛を製造するアルジュニ・インターナショナルの工場。従業員の９５％を女性が占める