ダイハツ「ミライース」軽燃費1位 コストとの兼ね合いで勝負 (2/3ページ)

2014.7.28 06:55

 このノッキング抑制に大きく役立ったのが「アトキンソンサイクル」と「デュアルインジェクタ」の採用だ。アトキンソンサイクルは、圧縮工程に入っても、空気を吸う吸気バルブを開けたままにすることで温度の上昇を防ぐ仕組み。西島主担当員によると「実際には空気を吹き戻す形になっている」。一方のデュアルインジェクタは、燃料のガソリンを噴射するインジェクタを1気筒当たり2本に増やし、噴射する燃料を霧状に微粒化。燃焼の安定化につなげたという。

 いずれも、他社が先駆けて採用しているうえ、圧縮比でいえば、マツダが14.0、トヨタ自動車が13.5を実現、ダイハツを上回っている。しかし「排気量660ccの軽自動車用エンジンで高圧縮比を実現するには全く異なる技術が必要になる。単純な数値だけの話ではない」と西島主担当員は話す。

 燃費向上には、高級車に使われる「フロアアンダーカバー」の採用も役立った。走行抵抗を低減するためのもので、後部タイヤの前の空気の流れを外部に逃がし、タイヤの床下回りの流れを改善した。このほか、アクセルを離してから、ブレーキをかけずに止まるまでの距離を数メートル伸ばすことでも燃費改善につなげた。

「燃費ナンバーワン」を訴えることが販促につながる

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