「タラタタッタタ!」という軽快なリズム・歌詞とともに、社員がマンションの敷地内を清掃したり行進する長谷工コーポレーションのCM。住民役を除く出演者は全員、グループ内のリフォームや管理会社の社員だ。
昨年4月、長谷工は20年ぶりにテレビCMを再開した。オンエア中のCMは2つ目の作品。今回は40人の社員が参加したが、その中に著名な“元”契約社員が紛れ込んでいる。世界ボクシング評議会(WBC)フライ級の元王者、内藤大助さんだ。
内藤さんの兄は長谷工グループの社員。その関係で平成15年から約1年にわたり、コンクリートの性能調査やレンジフードの清掃といった、リフォーム関連の仕事に携わっていた。
当時の内藤選手はすでに日本ランキングの上位。周囲にはボクサーであることを隠していたが、自然とばれることに。ただ、周囲はまだ一流選手と認識しておらず、ホームページで知り、一様に驚いたという。