先行投資のドワンゴ、動き見えぬKADOKAWA 経営統合のゆくえ (1/5ページ)

2014.11.9 17:10

共同プロジェクト「日本アニメ(-ター)見本市」について語るドワンゴの川上量生会長(右)とカラーの庵野秀明監督

共同プロジェクト「日本アニメ(-ター)見本市」について語るドワンゴの川上量生会長(右)とカラーの庵野秀明監督【拡大】

 メディアグループのKADOKAWAとネットサービスのドワンゴが、10月1日に経営統合し、KADOKAWA・DWANGOがスタートして約1カ月。電子書籍をネットで割引販売したり、地域の書店を回るキャンペーンを始めたりと、“ハネムーン”の様相を呈している。ただ、今の時点で経営統合が目に見える結果をもたらしたとはいえず、両社の持つ強みをつなぎ、重ねていく作業はこれからが本番となってくる。

 10月31日に閉幕した第27回東京国際映画祭で特集上映された「庵野秀明の世界」で、「新世紀エヴァンゲリオン」で知られるアニメーション監督の庵野秀明氏と並んで、KADOKAWA・DWANGO会長の川上量生氏が、ひとつの発表を行った。

 庵野監督が率いるアニメスタジオの「カラー」と、川上氏が会長を務めるドワンゴの両社で「日本アニメ(ーター)見本市」というプロジェクトを始動させるという内容。短編アニメーションを制作して毎週金曜日にネットで無料配信し、週明けの月曜日にクリエーターを招いた解説番組をネットで生放送していくという。

笑い声が起こるくらい、統合効果の分かりにくさは広く知られてしまっている

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