NTTが東京五輪の「ゴールド」スポンサーに 通信分野を担当、サイバーテロ対策も

2015.1.26 17:35

2020年東京五輪・パラリンピックのゴールドパートナー契約を締結したNTTの鵜浦博夫社長(左)と大会組織委の森喜朗会長=26日午後、都内(森本利優撮影)

2020年東京五輪・パラリンピックのゴールドパートナー契約を締結したNTTの鵜浦博夫社長(左)と大会組織委の森喜朗会長=26日午後、都内(森本利優撮影)【拡大】

 NTTは26日、2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会との間で、最高位のスポンサーに当たる「ゴールドパートナー」の契約を締結した。大会関連の通信サービスやネットワークセキュリティ業務などを包括的に提供する。同大会のゴールドパートナー契約は今回が第1号となる。

 同日、都内で開かれた調印式で組織委の森喜朗会長は、NTTが同契約第1号となった理由について「大会で最大の課題となるのはサイバーテロの防止だ。あと5年しかないので、早く準備に入らなくては」と説明した。

 NTTの鵜浦博夫社長も、サイバーセキュリティ体制について「内外の同業者を含め、他企業と協力して構築しなくては。早い段階でパートナーに選んで頂くようお願いしてきたのは、コラボ体制を早く作りたいからだ」と述べた。

 また「北京大会からロンドン大会の間にネットワークを流れる情報量は8倍になったといわれており、膨大なデータを問題なく流せるネットワークを提供することがNTTの使命だ。映像など様々な分野でも国内外の企業とコラボし、日本の五輪は素晴らしかったと評価して貰える『おもてなし』に取り組みたい」と決意を表明した。

 一方、百数十億円に上るとみられる同契約の協賛金額についてNTTは「非公表」とした。

 NTTは電電公社時代を合わせ、東京・札幌・長野の国内3大会で通信分野を担当。ドコモは09年から日本オリンピック委員会とゴールドパートナー契約を結んでいる。20年大会ではドコモと東西地域会社、コミュニケーションズを合わせたグループ5社を中心に通信分野を担当する。

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