仁川国際空港に駐機するアシアナ航空機。同社は業績好調を追い風に保有機を増やす=ソウル郊外(ブルームバーグ)【拡大】
韓国の航空会社2位のアシアナ航空は業績好調だ。同社によると、2014年の最終利益は627億ウォン(約67億2140万円)となり、昨年の1147億ウォンの赤字から一転し、黒字転換を果たした。原油価格の下落に伴うコスト低減に加え、円安により日本への旅客数が増加したことなどが主な要因だ。現地英字紙コリア・ヘラルドなどが報じた。
14年の売上高は前年比2%増の5兆8400億ウォンだった。営業損益は981億ウォンの黒字で、昨年の112億ウォンの赤字からV字回復を果たした。
同社は業績好転の理由について、日本路線をはじめ中国・東南アジア路線の旅客数が増えていることを挙げた。加えて、米国経済の回復にともない、航空貨物の需要が高まっていることなども収益を押し上げたとみている。