順調に実績を伸ばしていたが、会社設立から数カ月後に発生した東日本大震災で状況は一変する。全ての受注がキャンセルになり、全く仕事がない月もあった。会社の存続も危うくなり、人員整理にも手を付けた。この危機を乗り切ろうと、当時オファーがあった海外展開について模索していたところ、思いがけず米国のセキュリティー会社のパスポートシステムから、日本総代理店になってほしいという申し入れがあった。抗菌・抗ウイルスコーティング剤の開発・販売の実績などが評価されてのことだった。
和の心と組み合わせ
取り扱っている機器のうち、放射線即時検知分析器ネットワークは、スマートフォンほどのサイズの検知器で半径20メートルの放射性物質や種類を知ることができる。ネットワーク化すればリアルタイムで、広い範囲の放射線量などを把握することができる。
その後、ドイツのコグニテック、米国のディテクタケムとも日本総代理店契約を結ぶ。いずれも世界各国の軍や警察をはじめとした、公的専門機関で導入されている世界最先端のセキュリティー会社だ。