アウトドアを楽しむ人が増えている。矢野経済研究所によると2014年のアウトドア用品市場(見込み)は1816億円と5年前の1360億円から大幅に拡大。こうした状況に目を細めるのが、ダディーズオピニオンの田中ケン社長だ。キャンプ場運営などを通じアウトドアの底辺拡大に尽くしてきた。「より多くの人に楽しんでもらえれば」と一層の浸透に期待する。
--事業内容は
「群馬県の北軽井沢で『アウトサイドベース』というキャンプ場を運営している。同じブランド名で帽子などを販売しているほか、ツアーやイベントも手がけている。28、29の両日には、都内最大級のアウトドアイベント『トーキョー・アウトサイド・フェスティバル』を主催し、約80社が出展する予定だ。私自身は『快適生活研究家』としても活動している」
--キャンプ場の特徴は
「初心者でも楽しめるのが最大の特徴だ。14棟あるコテージの半分はベッドを備え、テントに抵抗のある人も楽しめる。周囲の目を気にせず、リラックスして過ごせる工夫もしている。ハイシーズンの料金はテントを張る場合が6000円、2人部屋のコテージが8000円。雄大な自然に恵まれ、キャンプ以外にもロッククライミングなどあらゆるアウトドアが体験でき、東京から車で2時間半とアクセスも良い」
--ツアーの内容は
「初心者向けのキャンプスクールに加えて、トレッキングやカヌーのツアーなどをキャンプ付きで主催している。アウトドアの底辺拡大が自分の役目だと思っている」