電力とガス、自由化時差で“天国と地獄” 「セット販売」先行に業界猛反発 (1/5ページ)

2015.3.27 06:20

ガス業界が電気とガスのセット販売を先行することで、東京電力など電力業界は厳しい立場に置かれそうだ(ブルームバーグ)

ガス業界が電気とガスのセット販売を先行することで、東京電力など電力業界は厳しい立場に置かれそうだ(ブルームバーグ)【拡大】

 家庭向け電力、ガスの小売りが2016年以降、それぞれ自由化される。今国会に関連法の改正案が提出されたことで、ガスの全面自由化も正式に決まる見通しだ。新規参入者が増えて料金の値下がりが期待されるほか、電気やガス、通信といったサービスを組み合わせる「セット販売」も“目玉”となる。だが、自由化は電力は16年、ガスは17年と時間差があるため、ガス会社は自由化された電気とガスのセット販売を16年から始められるのに対し、電力会社は17年のガス自由化までセット販売が始められない。この時間差について、電力業界は「販売が不利になる」と焦燥感を募らせている。

 顧客流出加速も

 「関東地方ではブランド力が圧倒的だが、今後は守りの立場になる」

 東京電力の広瀬直己社長は、ガスより1年早い電力小売りの全面自由化の影響について、警戒をあらわにする。一方、東京ガスの広瀬道明社長は「首都圏の電力需要の1割を狙う」と、気炎を上げる。

 エネルギーの自由化は地域独占を認めるこれまでのシステムを改め、新規参入者を増やし競争原理を働かせ、電気やガス料金の引き下げにつなげるのが最大の目的だ。

すでに自由化されている工場など大口向け小売りには異業種が多く参入し…

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