郵政とソフトバンク、異例の提訴合戦 巨大情報システム構築、納期遅れ対立 (1/5ページ)

2015.5.16 07:00

日本郵政の本社。ソフトバンクとの提訴合戦の行方が注目されている=4月、東京都千代田区(ブルームバーグ)

日本郵政の本社。ソフトバンクとの提訴合戦の行方が注目されている=4月、東京都千代田区(ブルームバーグ)【拡大】

 日本最大級の情報システム構築をめぐる受発注トラブルが法廷闘争に持ち込まれた。ソフトバンクモバイル(SBM)が発注元の日本郵政子会社、日本郵政インフォメーションテクノロジー(JPiT)に追加業務の報酬約149億円の支払いを求めて4月30日に提訴したのに続き、JPiTも同日、SBMと野村総合研究所(NRI)に対して納期遅れによる損害賠償161億5000万円を求めて提訴。JPiTとSBMが互いに東京地裁で訴訟し合うという異例の事態となった。

 提訴合戦の原因は、郵政総合情報通信ネットワーク「PNET(ピーネット)」更改の通信回線敷設が6月末にずれ込むことになったためだ。IT(情報技術)業界では日常茶飯事ともいえるシステム開発契約を巡るトラブルだが、今秋の株式上場を控える日本郵政グループにとっては軽視できない事態だ。

 再編経て対応力低下

 しかし、JPiTとSBMは互いに「原因は先方にある」と主張する。遅延を招いた本質的な要因については「裁判の審議に支障が出る」ことを理由に不十分な説明にとどまっており、具体的な内容は不明なままだ。

しかし、提訴合戦の裏には、政争で曲折を余儀なくされた…

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。