ソフトバンク、スプリント再建困難でチラつく売り時 為替差益、今なら9千億円超 (2/5ページ)

2015.5.28 06:38

米カリフォルニア州にあるスプリントの販売店。タブレット端末を含めた契約数は純増に転じたものの、米3位からの転落は時間の問題となっている(ブルームバーグ)

米カリフォルニア州にあるスプリントの販売店。タブレット端末を含めた契約数は純増に転じたものの、米3位からの転落は時間の問題となっている(ブルームバーグ)【拡大】

  • ソフトバンクの孫正義社長

 携帯電話の契約数で全米3位のスプリントは、14年12月末に1万9000件の純減(前年同期は6万9000件の純減)だった後払いベースの契約数が、15年3月末には17万件の純増(同33万件の純減)に転じた。ただ、増えたのはタブレット端末などで、スマートフォンは減少が続いている。果敢な販売キャンペーンで知られる4位のTモバイルUSとの差は31万件に縮まっており、逆転は時間の問題とみられている。

 高速データ通信サービス「LTE」の設備規模で米2強のベライゾン・コミュニケーションズ、AT&Tに水をあけられていることも響いているとみられ、改善とはほど遠い状況だ。

 スプリントの売却観測が浮上する理由の一つに、経営再建の困難さがある。孫社長はスプリントがTモバイルUSを買収して契約数を1億件に引き上げ、2強と肩を並べる規模にする野望を抱き、親会社のドイツ・テレコムとの交渉に臨んだ。しかし、米国内の「4社による競争の枠組みは崩せない」とする米当局の厚い壁が立ちはだかり、スプリントは自力で再建を進めざるを得なくなった。

 しかし、有利子負債が10兆円に膨らんだソフトバンクが大がかりな資本注入によってスプリントをてこ入れすることは難しいとみられる。

ソフトバンク幹部は「孫社長は当初からTモバイルUSと…」

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