【ビジネスのつぼ】資生堂「プリオール」 中高年女性に化粧の楽しみ提案 (2/3ページ)

2015.6.22 05:00

プリオールブランドの総責任者を務める石川由紀子さん=東京都港区

プリオールブランドの総責任者を務める石川由紀子さん=東京都港区【拡大】

  • 資生堂が中高年女性向けブランドとして投入した「プリオール」

 そこから、「日々、時間に追われる生活を送っている女性にとって、簡単に肌の手入れができるような化粧品ブランド」という構想がまとまる。「大人の七難 すんなり解決」というコンセプトでブランド開発が進むことになった。

 プリオールの特長の一つは、女性の肌を美しく見せる「つやサイエンス技術」だ。肌の表面で反射する「鏡面反射光」と、肌の内部に通した後に肌の内部から多方向に放つ「拡散反射光」を上手に調整することで、周囲に若々しくつやのある肌を見せることができる。

 中高年女性の肌の表面は、若い頃よりも硬くなる傾向がある。加齢でしわが増えてくる。そんな中高年女性が、鏡面反射を強調する若者向けの化粧品を使えば、肌がぎらついた印象を周囲に与えてしまい、逆効果となる。

 ◆試行錯誤重ね自然なつや

 資生堂リサーチセンター・コスメティクスブランド情報開発グループの中西紘美さんは「つやを出すことで、中高年女性の肌の悩みを少しでも和らげ、スキンケアを毎日楽しくしてもらいたい」と、プリオールブランドの化粧水の開発を手がけた。

 化粧水でどのくらいのつやを出せばよいかを調べようと、「つや水準」と称したサンプルの化粧水を作った。また、保湿剤の成分や油分の配合を変えたものを何十種類も作り、20~70代の女性30~40人に実際に試してもらい、どの程度のつやが出ているかを調べた。

 試行錯誤の結果、自然なつやが出せるような保湿剤を取り入れた。そして、化粧水にとろみをつけることで、指の隙間から化粧水がこぼれることなく、肌にまんべんなく化粧水が行き渡るようにした。

 従来の蓋付きの化粧水容器だと、狭い洗面台で蓋を置く場所がないなど、使いやすさに課題があると考えた。そこで、シャンプーのようなノズルを容器に付けるなど、中高年女性の行動様式を参考に工夫を重ねた。パッケージの色に明るいルビー色を使って、上質感も演出した。

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