企業のIoT対応支援に全力 グルーヴノーツ・佐々木久美子会長 (1/4ページ)

2015.8.24 05:00

 コンピューターのクラウドプラットフォームである「MAGELLAN」を展開するグルーヴノーツ(福岡市)の佐々木久美子会長は、オンラインゲームの技術支援に加え、大手企業の「IoT」(モノのインターネット)への対応の支援に力を入れる方針を示す。自動車のテレマティクス(移動体通信システムを利用してサービスを提供すること)分野では、数百万台の車から走行データが送られてくる状況で、それをどうさばくかという「IoT」への対応が喫緊の課題。自社の強みである技術力を武器に顧客企業へのITサービスを強化する。

 ◆競争力左右する鍵に

 「IT業界では、IoTにどう向き合うかが、最も重要なキーワードだ」。グルーヴノーツの佐々木会長は、IoTへの対応力が企業の競争力を左右することを実感している。

 ゲーム、新聞、テレビ、電話、電子メール、電車やバスのICカード、銀行のATM(現金自動預払機)、コンサートチケットの予約、スーパーやコンビニエンスストアのレジ、モノの輸送、宣伝・広告など、企業や人間のあらゆる活動は、ネットワークへの接続なしでは考えられなくなっているからだ。

 人とつながるためのソーシャルネットワークサービスなどの個人サービスも例外ではない。まさに、「欲しい情報を得るためには、ネットワークに接続しなければならない時代」といえる。スマートフォンをはじめ、さまざまなデバイスを通して、人が無意識にネットワークにつながるという「ITが自然に生活や行動に組み込まれた時代」の到来だ。

 こうした中で、佐々木会長は「スマートデバイス、パソコン、ゲーム機、ウエアラブル端末、IoT、そして自動車や家電。これから全てがネットワークに接続され、人々の生活をナビゲートしてくれる、そんな高度情報化社会が近づいている」と考える。

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