ロボットに込めたホンダ精神 技術は人のために…事業化第1弾「歩行アシスト」 (2/4ページ)

2015.8.28 06:34

ホンダの「歩行アシスト」。11月にリース販売が始まる(ブルームバーグ)

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  • ホンダが1993年に初めて開発した人型ロボット「P1」。身長191センチ、重さ175キロの大型だった(同社提供)
  • 1997年に開発した「P3」(右)と初代ASIMO。P3は身長160センチ、重さ130キロまで小型・軽量化を進めた(同社提供)
  • 現在のアシモ。水筒の蓋をひねって開けることができる(同社提供)
  • ホンダの「歩行アシスト」。11月にリース販売が始まる
  • ホンダの「歩行アシスト」。11月にリース販売が始まる

 少し歩くと担当者から「左より右の歩幅が少し広いですね」と、付属のタブレット端末を示された。モーター内蔵のセンサーが、歩幅や速度などを計測。障害のある足をかばうなど不自然な歩き方を矯正する機能も備えているという。

 脳疾患や神経疾患、人工股関節を使う患者のリハビリへの使用を想定。3年契約のリースは1台月4万8600円で、今年度は国内の病院やリハビリ施設向けに450台の契約を計画する。ホンダの五十嵐雅行取締役は「一人でも多くの方に自らの力で歩く喜びを取り戻してもらいたい」と語る。

 ホンダのロボット開発の歴史は長い。86年に子会社の本田技術研究所にある基礎技術研究センター(埼玉県和光市)が研究テーマに、小型ジェット機などと並び「ロボット」を選定。「新しいモビリティ(移動性)」を目指し、二足歩行の原理の研究がスタートした。

 だが、最初のロボット「E0」は1歩に約15秒を要し、2本の足のみの姿は現在の人型にはほど遠いものだった。そのため、人間だけでなく動物も含めてあらゆる歩行を観察し、関節の配置や動きを調査。91年には自然な歩行につながる基本機能を搭載し、2年後までに階段の上り下りができるまでに進化した。

第1号機「P1」は、電源や制御コンピューターが外置きと実用にはほど遠かった

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