プロポーズ花束、通販で男性も気兼ねなく マイスタリン・原直美社長 (2/4ページ)

2016.1.25 05:00

 ドイツの専門の養成学校で会計など経営に必要な知識も学び、独立開業と後進の指導を許可される資格、マイスターを取得した。マイスターは職人を意味する。ドイツ人にとっても難関で、日本人の取得者は珍しかったという。

 ◆特別な日彩る花束

 帰国後は、インターネットビジネスに特化した起業を思いついた。

 原さんは、ドイツでは男性がごく日常的に女性に花束をプレゼントするのに対し、日本では男性が恥ずかしそうに来店し、不安そうに花束を注文することに気付いた。

 そこで「色とりどりの花々が飾られた店頭に足を運ぶのは気恥ずかしい男性でも、ネットならゆっくり選んで気兼ねなく注文してもらえる」と考えた。

 店名は、特別な日の花束を任せてほしいという願いを込めて「プロポーズフラワー」とした。値段も1万~5万円の高価格帯で展開。サイトを男性好みのデザインにしたほか、花束の歴史や贈る作法、花束の大きさの目安、金額設定の仕組みなどについても丁寧に解説した。

 狙いは当たり、評判も口コミで広がって順調に売り上げを伸ばした。2万~3万円の花束が売れ筋といい、触発されて同様のサービスを手掛ける業者も急増したという。

 原さんは、顧客との打ち合わせを丁寧に行い、花束を受け取る女性が喜ぶデザインにこだわっているという。「花は形に残らないが、思い出には残る。だからこそ贈る人の気持ちを込めたい」と話す。(栗井裕美子)

もとから独立志向があったのか

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