【ガバナンス経営の胎動】(3-2)“稼ぐ力”に照準、攻めの姿勢評価 (1/7ページ)

2016.2.26 05:00

コーポレートガバナンス・オブ・ザ・イヤー2015の受賞者ら。左から斉藤惇審査委員長、稲垣泰弘コマツ常務、中川知子・HOYA・コーポレート企画室総務・渉外担当ゼネラルマネージャー、津谷正明・ブリヂストンCEO兼会長、津谷典子夫人、増田賢一朗・りそなホールディングス執行役、松崎暁・良品計画社長、宮内義彦・日本取締役協会会長=2日、東京都千代田区

コーポレートガバナンス・オブ・ザ・イヤー2015の受賞者ら。左から斉藤惇審査委員長、稲垣泰弘コマツ常務、中川知子・HOYA・コーポレート企画室総務・渉外担当ゼネラルマネージャー、津谷正明・ブリヂストンCEO兼会長、津谷典子夫人、増田賢一朗・りそなホールディングス執行役、松崎暁・良品計画社長、宮内義彦・日本取締役協会会長=2日、東京都千代田区【拡大】

  • 表彰式後の懇親会で乾杯の挨拶に立つ日本取引所グループ取締役兼代表執行役グループCEOの清田瞭氏(左)
  • コーポレートガバナンス・オブ・ザ・イヤー2015の表彰式。当日は関係者のほか、報道関係者も多数詰めかけた
  • 表彰式で特別講演する伊藤邦雄・一橋大学CFO教育研究センター長=2日、東京都千代田区
  • 表彰式で挨拶する斉藤惇・審査委員長(KKRジャパン会長)

 コーポレートガバナンスの仕組みを活用した企業の変革は、今年から本格実践の段階に突入する。ガバナンス表彰は、その具体的な成功例に学び、日本の企業社会が運用の神髄を共有できるようにするための施策だ。大賞・入賞企業の選考にあたった日本取締役協会の視線はどこに注がれたのか。最前線を行く大賞・入賞企業のガバナンス経営とはどんなものなのか。今回の審査委員を務め、表彰式で「コーポレートガバナンス改革の総括と今後の課題」と題する特別講演にも臨んだ伊藤邦雄・一橋大学CFO教育研究センター長の話も交えつつ、コーポレートガバナンスを考える。

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 最近、企業の不祥事などが起きると「ガバナンスが機能していなかった」という説明がよくなされる。

 コーポレートガバナンスには、コンプライアンス(法令順守)を徹底し、企業倫理を高めていくことが主たる役割のように感じているビジネスマンも少なくない。確かにそういう面もあるし、そういうところをルーツに発展してきた考え方でもある。が、今求められているのはそこではない。

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