LED以外にもコスト削減策提案 コーウェル・宮本健治社長 (1/2ページ)

2016.3.7 05:00

 発光ダイオード(LED)電球は、従来の電球と比べ消費電力を大幅に抑えて二酸化炭素(CO2)の排出を削減する。地球環境に優しいことから東日本大震災以降、急速に普及が進む。一方、導入コストは工事費が必要で高額になりがちだ。コーウェルは中小事業者にも導入しやすいよう、初期費用不要のレンタル事業を展開している。宮本健治社長は「LED以外にも事業を広げ、顧客に喜ばれるコストダウン策を示す」と話している。

 --いつ解約しても違約金なしのLEDレンタルの仕組みを業界で初めて導入した

 「もともと大手流通チェーンなどにLEDの販売とレンタルを手掛けていたが、2011年3月の東日本大震災を機に、今のビジネスモデルを始めた。震災直後は計画停電で街全体が暗くなった。LED化すれば街が明るくなると思い、商店街の店舗を中心に飛び込み営業をした。しかし普及は思うように進まなかった。そこで初期費用不要で、いつでも解約できるビジネスモデルを考えついた。当時、他社は5年契約で途中解約をすると違約金が必要だった」

 --コスト削減効果は

 「例えば都内の居酒屋チェーン店の場合、月の電気代が4万1067円だった。LED化によって電気代が5225円に抑えられ、レンタル代2万1872円と合わせても、以前と比べ1万3970円が節約できた」

 --飲食業でのLEDレンタルシェアでトップだ

 「商品の70%を自社で企画製造している。このため多業種向けのLEDを取りそろえている。例えば飲食業の店舗は、昼と夜の営業時には明るさを変えるので、照度を調節できる照明が必要とされる。従来では難しいとされていたが、高級感や演出性を求めるニーズに対応して、その都度開発してきた」

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