名古屋駅前に建設された高層ビル「大名古屋ビルヂング」=8日【拡大】
三菱地所は9日、名古屋駅前に建設した高層ビル「大名古屋ビルヂング」の全面開業に伴う記念式典を開く。ファッションや雑貨の店舗では最先端の流行を取り入れたほか、金融機関の出店で利便性も高めた。再開発が進む名駅地区の新たな顔として高い集客力が期待できそうだ。
式典には三菱地所の杉山博孝社長らが出席。この日は、三越伊勢丹ホールディングスの中型店舗「イセタンハウス」などの商業施設がオープン。4階部分は三菱東京UFJ銀行や十六銀行(岐阜市)が支店を置き、金融フロアとして先行開業している。
大名古屋ビルは高さ約174メートルで地上34階、地下4階建て。半世紀にわたり「名古屋駅前の顔」として親しまれた旧ビルの名称を引き継ぎ、昨年10月末に建て替え工事が完了した。