■美と健康分野になくてはならない企業グループ
ドラッグストアのチェーン展開や外国人観光客の需要取り込みなど、業界のリーダーとして新しい取り組みを広げ、価値を生み出してきたマツモトキヨシホールディングス。高齢化社会に対応したセルフメディケーションの推進や、PB商品による差別化など、最近の動向や今後の展望について、松本清雄社長に話を聞いた。
◇
□松本清雄社長
■45都道府県に店舗を展開
--店舗展開の現状やエリア戦略の方針について教えてください
「2015年12月末現在で45都道府県に店舗を展開しています。弊社は全国を7つのエリアに分け、エリアドミナント化を推進。昨年、東日本、甲信越、中四国の3エリアでそれぞれ子会社を統合し、さらなる経営の効率化を図りました。主要事業子会社であるマツモトキヨシの成功事例を水平展開することで地域子会社の収益の底上げと企業間格差の解消に積極的に取り組んでいます。今後も、関東・東海・関西の三大都市圏はマツモトキヨシを中心に展開し、その他エリアにはそれぞれの地域事業会社が地域密着型のエリアドミナント化を推進していきます」