リコール費用は最大2.7兆円 エアバッグ問題でタカタが試算

2016.3.31 05:00

 エアバッグ問題を抱えるタカタはインフレーター(膨張装置)の不具合によるリコール(回収・無償修理)費用が最大で2兆7000億円と試算していると、事情に詳しい関係者1人が明らかにした。

 関係者によると、タカタは3月半ばに顧客である自動車メーカーと会合し、今後、硝酸アンモニウムを使ったインフレーターが全てリコール対象となった場合、費用は2兆7000億円になるとの試算と伝えた。タカタ負担を100%と仮定した場合の試算であり、インフレーター対象数は最大で2億8753万個としている。

 タカタ広報担当の松本英之氏はコメントを控えた。

 タカタの試算は、調査会社ジェフェリーズの中西孝樹アナリストが2月のリポートで想定した1兆9200億円を上回る。

 タカタは昨年11月、米運輸省道路交通安全局(NHTSA)と最大2億ドル(約225億円)の民事制裁金の支払いに応じると同意。異常展開を引き起こすと疑われている火薬成分の使用を2019年までに段階的に中止する予定。(ブルームバーグ Yuki Hagiwara、Takako Taniguchi)

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