遺伝子組み換え、中国に管理できる?  農薬・種子分野の「爆買い」に危機感 (1/6ページ)

2016.4.17 17:11

シンジェンタとの買収合意を記者会見で発表する中国化工の任建新会長=2月3日、バーゼル(AP)

シンジェンタとの買収合意を記者会見で発表する中国化工の任建新会長=2月3日、バーゼル(AP)【拡大】

 中国国有企業による農薬・種子大手のスイス企業買収が波紋を広げている。これまで欧米が独占し、農業サイエンスの進歩を受けた成長市場とされる農薬・種子分野でも、中国の「爆買い」が鮮明になった格好だ。だが、市場では、中国が最先端の遺伝子組み換え(GM)技術を手にすることへの懸念が台頭。中国企業の後ろ盾となる中国政府に対し、「GM大国」の米国などでは安全保障上の警戒論も高まっている。

 欧米独占に風穴

 「われわれは世界の人口の約2割を世界の農地の7%でまかなわなければならないのだ」

 2月3日、スイスのバーゼル。同国のシンジェンタを買収することで合意したと発表した中国化工集団の任建新会長は記者会見で、膨大な中国国民の食を確保するには、効率の高い農薬と高い収穫量を期待できる種子が必要であることを強調した。

 シンジェンタは農薬では世界最大手、種子でも世界屈指の規模を誇り、遺伝子組み換え技術などバイオテクノロジー分野でも最先端の技術を有する。中国化工が買収に投じる430億ドル(約5兆円)は、中国企業による海外企業の買収として史上最大規模となったことでも話題を集めた。

中国化工は化学や石油関連製品の事業を手がける国有企業だが…

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