一方、ドコモのサービスで、個人で毎月2ギガバイトのデータ通信量を利用できる「データSパック」の加入者は、15年以上契約していないと割引を受けられない。その点では、3年目からデータ通信量にかかわらず毎月200円の割引が受けられるソフトバンクの方が有利だ。
ソフトバンクの場合は、データ通信量が多くても少なくても、3年目以上なら何年目だろうが、200円の料金割引か500円のTポイント還元かが選べる仕組み。つまり、3年目の契約者でデータ通信量が少ない人には他社より割引が大きいが、あまり長く契約し続けても特典が増えないというデメリットがある。
また、500円のTポイントがソフトバンクグループのヤフーの通販サイトなどでしか使えないところにも不満の声が聞かれる。
ポイント還元に限定したKDDIはどうか。ソフトバンクが提供する500円以上のポイント還元を受けるには、標準的とされる毎月5ギガバイトの場合は16年以上のかなり長い契約期間が必要となる。またドコモと違い、KDDIの長期契約サービス「auスター」を受けるためには、ショップやインターネット上で申し込まなければならない。ただ、KDDIのポイントは、料金値引きにも使えるなど用途を限定していないところはソフトバンクよりも有利な点だ。