輸入車の勢いに国内メーカー危機感 一方で“新古車”依存を指摘する声も (1/4ページ)

輸入車首位の座奪還の原動力となったメルセデス・ベンツの「CLAシューティングブレーク」(ブルームバーグ)
輸入車首位の座奪還の原動力となったメルセデス・ベンツの「CLAシューティングブレーク」(ブルームバーグ)【拡大】

  • BMWの主力「3シリーズ」のワゴン車

 ドイツのメルセデス・ベンツやBMWをはじめとする輸入車が存在感を高めている。小型車などのラインアップ充実で支持を集め、軽自動車を除く輸入車シェアは2015年度まで5期連続で過去最高を更新。中でも東京都心では「山手エリアの新車の2台に1台は輸入車」といわれるほどの人気ぶりだ。ただ、輸入車販売の好調は、新車登録したばかりの車を中古車市場に安く流す「新古車」に支えられているとの指摘もある。日本メーカーのお膝元で、この先も好調を維持できるかは不透明だ。

 シェア拡大を象徴するのがメルセデス・ベンツだ。国内メーカーがほぼ軒並み販売を減らす中、15年度は前期比3.5%増の6万4001台を販売し、16年ぶりにフォルクスワーゲン(VW)から輸入車首位の座を奪還した。

 メルセデス・ベンツ日本は「ラインアップの拡充で、従来は適切な車種がなかった需要にも対応できた」と説明する。「Cクラス」「Eクラス」など従来の車種に加え、13年に車両価格が359万円からと比較的安い小型4ドアクーペ「CLA」、15年には小型ワゴン車「CLA シューティングブレーク」を投入。新規顧客の獲得に成功したとみられる。

3位のBMWも8.8%増の4万7158台と伸ばし、2位のVWと…