【ビジネスのつぼ】タマ食品「東京都産食品」 東京産野菜で安心・安全な商品を (2/4ページ)

2016.12.5 05:00

自ら新製品の開発にも取り組む若林正樹代表取締役=東京都青梅市
自ら新製品の開発にも取り組む若林正樹代表取締役=東京都青梅市【拡大】

  • 開発室で作業する生産管理担当の西岡和子さん=東京都青梅市
  • 東京多摩地区ののどかな田園地帯にあるタマ食品の本社=東京都青梅市

 こうして始まった東京都産食品の生産本格化。そうはいっても、都内で収穫される農産品は少ない。「現状では全体の2~3%程度だろう」(若林氏)という。もっとも、東京都産食品の原料は貸し出し中の自社農地で取れた規格外野菜だけではない。都内で収穫された多様な農産品を活用し、さまざまな商品の創出を検討している。特に漬物では、小松菜や亀戸大根といった江戸野菜を使うものが人気だ。

 「伝統の製法と味を未来に伝承したい」(若林氏)との考えもあり、この時期は東京産の大根を干し、米ぬかと塩だけを使った完全無添加のプレミアムたくあんも製造している。こうした本物の漬物は「後味がすっきりしており、添加物のあるものとは違う。本物を追求すると手間やコストはかかるが、それだけの価値はある」(西岡和子・生産管理担当)。

 ちなみに、農業から漬物までをある程度の規模で一貫生産している事業者は、都内では同社ぐらいだという。

 ◆量ではなく質で勝負

 そんな同社の商品群に最近、醸造酢が加わった。同社は14年にもろみ醸造免許を取得。これまた極めて珍しい東京で醸造する酢を作り始めている。例えば、注目商品である「柿酢」は、じっくり静地発酵した上で熟成し、酸度を抑えた爽やかな風味の果実酢になった。原料はもちろん、東京多摩地区の里山に点在する柿と、天然の酵母、それに酢酸菌。価格は200ミリリットル入りで756円と高価だが、希少品として人気がある。

 熟した柿には多くのミネラルに加え、タンニンやポリフェノールが含まれる。「柿が赤くなると医者が青くなる」ということわざにもあるよう、昔から健康に良いとされてきた日本の伝統果実だ。

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