ネット広告主に緻密な戦略で“最大効果” デジタルアイデンティティ (2/2ページ)


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 --9月に東証マザーズ市場に上場した

 「これからさらに事業を成長させるために上場した。知名度と信頼度が増したことで人材確保がしやすくなり、他社と業務提携を進める場合の交渉力が強まることは必至だ。株式交換など資金を手当てする方法が多様化したので、M&A(企業の合併・買収)を通じた事業拡大などが行いやすくなった」

 --これからの成長戦略をどのように描いているのか

 「インターネット広告はあらゆる産業の中でも有数の成長分野。2年続けて売上高を約30%伸ばしており、市場の成長率を大きく上回っている。その鍵を握るのが、高い費用対効果を生む広告を配信することだ。売り上げ増が実現すれば、広告費を増やしてもいいという既存の広告主が出稿量を増やしたり、別の新規顧客を紹介してくれることもある。このため広告運用効果にさらに磨きをかけていく。プラットフォームサービスでは、『ウラーラ』で培ったノウハウを生かし、医療、教育、金融といった多様なアプリを開発し、事業の両輪に育て上げていきたい」

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【プロフィル】中村慶郎

 なかむら・よしろう ロンドン大MBA取得。1998年野村証券に入社。モルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメント、日本ロレアルを経て、2009年デジタルアイデンティティを設立し、取締役就任。15年6月から現職。42歳。神奈川県出身。

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【会社概要】デジタルアイデンティティ

 ▽本社=東京都渋谷区恵比寿南1-15-1 A-PLACE恵比寿南3階

 ▽設立=2009年6月

 ▽資本金=1億8227万円

 ▽従業員=80人(2016年6月末時点)

 ▽売上高=44億6700万円(16年12月期予想)

 ▽事業内容=デジタルマーケティング、ライフテクノロジー