スズキは17日、運転しやすさを重視したスポーツ二輪車「GSX-S750 ABS」を30日に発売すると発表した。直列4気筒エンジンを搭載し、最高出力は約113馬力。後輪の滑りを検知して効率的に出力を路面に伝える制御や、低回転時のエンストを防ぐシステムを採用した。
希望小売価格は約97万円。国内で年400台の販売を目指す。
「GSX-S」シリーズは平成27年に発売した排気量1000ccに続き、国内2車種目の投入になる。100万円を切るラインアップの追加で、スポーツ走行から街乗りまで楽しむライダーの需要を見込んでいる。
スズキは27年に発表した中期経営計画で、二輪車事業の収支改善策として150cc以上のスポーツ車に注力する方針を決定。GSX-Sに加え、スーパースポーツ車「GSX-R」や、ツーリング向けの「Vストローム」の3シリーズを柱として商品構成の見直しを進めている。