■日本企業の経営改革はこれからが本番
「コーポレートガバナンス・オブ・ザ・イヤー2016」受賞企業
Grand Prize Company(大賞企業) HOYA
Winner Company(入賞企業) アステラス製薬、花王
◇
2月20日、東京・内幸町の帝国ホテルで日本取締役協会が主催する「コーポレートガバナンス・オブ・ザ・イヤー(ガバナンス表彰)2016」の表彰式が行われた。2回目となる今回は、グランドプライズカンパニー(大賞企業)にHOYA、ウイナーカンパニー(入賞企業)にアステラス製薬と花王をそれぞれ選定し、表彰した。コーポレートガバナンス・コードの適用から1年。この顕彰制度からは、日本のコーポレートガバナンスの未来が垣間見える。
◇
昨年に続き2回目となった「コーポレートガバナンス・オブ・ザ・イヤー」。今回は「コーポレートガバナンス・コードの適用も1年がたち、形式を整えることは当然として、現実にどう実行しているか、内容が充実しているかを審査において重視した」(斉藤惇審査委員長=KKRジャパン会長)という。選ばれた企業は「それぞれに工夫を重ね、実質的でもある。大賞企業に選ばれたHOYAは基本を見事に実践しているモデル企業で、ぜひ参考にしていただきたい」(同)としている。