キリン、容器変更で積載効率1.5倍 運送時の運転手不足に対応

2017.3.30 05:57

「キリンメッツ」の旧容器(左)と新容器
「キリンメッツ」の旧容器(左)と新容器【拡大】

 キリンビバレッジは29日までに、1.5リットルペットボトルの形を変更することで運送時の積載効率を1.5倍に向上させたと発表した。出荷に使うトラックの台数を年間2割減らせるといい、運転手不足の現状に対応する。

 飲料のペットボトルは口が細い砲弾形をしている。段ボール箱に入れると上部に空間が生まれるが、新型ボトルは円筒形に近づいて箱内の余分な空間が少なくなった。

 さらにボトルの高さは維持しながら直径を3ミリ縮めたことで箱のサイズが小さくなり、フォークリフトで運ぶ際の台座により多くの箱を積めるようになった。

 新型ボトルは3月下旬から、「キリン メッツ」ブランドを中心に順次導入している。キリンビバレッジを含む清涼飲料会社やビール会社は商品の配送の一部を協力関係にある運送会社に頼っている。

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