三重県桑名市の遊園地「ナガシマスパーランド」で緊急停止した新型ジェットコースターで、客7人が高さ約30メートルで約15分間、宙づり状態になっていたことが3日、運営会社への取材で分かった。先発したコースターが乗降口手前で停車したのに伴って停止したとみて、運営会社が原因を詳しく調べている。
運営会社によると、先発コースターが帰着したのをセンサーで確認後、次のコースターが降下する仕様になっている。乗降口手前のセンサーが反応しなかったため安全装置が作動し、後発のコースターが緊急停止したとみられる。
安全装置が作動して停車したことが何度かあり、運営会社は原因が分かるまで運転しないとしている。
緊急停止したのは3日午前10時55分ごろ。先発コースターは高さ約1メートルで停止し、乗っていた男女8人は脚立を使って降りた。ゆっくりと上昇中だった後発のコースターも高さ約30メートルで止まり、安全確認して7人を乗せたまま通常の運転で乗降口に戻った。どちらの客にもけがはなかった。